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魚のことわざは数多くあります。私たちが住んでいる島国日本が魚とともに歩んできた証でしょう。 よく聞くことわざをいくつか紹介します。 |
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ことわざ1
秋サバは嫁に食わすな
秋のサバは脂が乗っていてとても美味しいですよね。
こんなに美味しいサバを嫁に食べさせるのはもったいないという
姑の思いを表したことわざ。
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エビで鯛を釣る ことわざ2
安いエビを餌にして鯛を釣り上げることから、わずかな労力で
大きな成果を上げることのたとえ。 |
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ことわざ3
イカの甲より年の功
イカの甲は役に立たないが年功は価値がある意。
年長者の意見を軽んじてはいけないの意。
同じ意味のことわざで「亀の甲より年の功」があります。 |
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グチをこぼす ことわざ4
イシモチやニベの別名「グチ」は釣り上げると「グーグー」
と低い音を出します。
そこからブツブツ不平不満を漏らすことを言うように
なりました。 |
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網にかかった魚 ことわざ5
逃げようにも逃げられない、どうしようもない状態の意。
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魚心あれば水心 ことわざ6
魚に水と親しむ心があれば、水もそれに応じる心がある意から、
相手が好意を示せば、自分も相手に好意を示す気になる。
相手の出方次第で、こちらもそれに応ずる用意があることをいう。
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海千山千
ことわざ7
海に千年、山に千年暮らす中で世間の経験を多く積み、
良いことも悪いことも知ってずる賢いこと。
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イワシ七度洗えばタイの味 ことわざ8
イカの甲は役に立たないが年功は価値がある意。
年長者の意見を軽んじてはいけないの意。
同じ意味のことわざで「亀の甲より年の功」があります。
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フグは食いたし命は惜しい ことわざ9
フグを食べたいが中毒の危険があるので食べるのを
ためらってしまう。
転じて、やりたいことがあるが行動を起こすのを
ためらうこと。
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腐ってもタイ ことわざ10
少しくらい腐ってもタイはタイで変わらず、価値あるの魚から
転じて、少々痛んでも質の良いものはその本質を失わない
というということわざ。 |
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サバを読む ことわざ11
サバを読むは数字をごまかす意味として江戸時代から
使われているそうです。サバは鮮度の低下が激しく痛み
やすいため猟師が早口で数え、実際の数と合わなかった
ことから、いい加減に数を数えることをサバを読むと
いうようになり、 現在の意味に転じました。 |
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水清ければ魚棲まず ことわざ12
水が綺麗すぎると餌も無く、隠れる場所が無いので魚が棲まないことから、
人格が清廉すぎると、かえって人に親しまれないとたとえたことわざ。
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釣りは鮒に始まり、鮒に終わる ことわざ13
多くの釣り人は鮒釣りから初め、多くの魚種にめぐり合いながら
年老いたときには趣き深いヘラブナ釣りに落ち着くということわざ。 |
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鱈腹(たらふく) ことわざ14
真鱈は手当たり次第なんでも食べ、いつも大きなお腹をしています。
ここから鱈の腹のようにたくさん食べることを「たらふく食う」という言葉が生まれました。
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水と魚
ことわざ15
切っても切れない密接な関係、親しい間柄のたとえ。
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フグを食う馬鹿、食わぬ馬鹿 ことわざ16
ふぐは毒があり、命を落とす危険性があるのでこれを平気で
食べるのは馬鹿であるが、
中毒を恐れてこんなに美味しい魚を食べないのもまた
馬鹿である。 |
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とどのつまり ことわざ17
ボラは出世魚で、成長するごとに呼び名が変わります。
地方によってその呼び方は変わりますが代表的な呼び名は
オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド です。
川にいるときはオボコ、河口に出るときはスバシリ、海に出るとイナ、
秋の終わりにボラになり最後にトドとなります。
色々な呼び名を経過していくが結局最後は「トド」になるので「結局」と いう意味で使われる。
ボラのような出世魚は他にもおりブリやスズキなどが有名です。
これらも地方によって呼び名が変わりますが代表的な呼び名は
ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(90センチ以上)
セイゴ→フッコ→スズキ→オオタロウ
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魚の目に水見えず、人の目に空見えず ことわざ18
水の中の魚が水を意識しないように、人間も普段空気の貴重なことを意識しない。
身近にありすぎてかえって有難味を忘れること。
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